干場良光のブリコラ日記

アート全般に関する忘備録です。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

無意識の拡大  by渋谷慶一郎

【VOCALOID OPERA】 "THE END" Artist Interview 【渋谷 ...渋谷慶一郎、初音ミクオペラ『THE END』を語る(Interview by TheaterTV ...【渋谷慶一郎・初音ミク】 オペラ 「THE END」 【VOCALOID OPERA】 - YouTube僕にとっては、日本文化を海外に…

リアリティ

つまり僕が言いたいのは、リアリティがあるから面白いんじゃなくて、面白いものにリアリティがあるということなんだよね。 だいたい小説についての評論を書く人はそこを間違っていて、リアリティがあるから面白いって言うんだけど、それは解決済みの問題でし…

引用の織物

「ロラン・バルトが『テクストとは、無数のある文化の中心からやって来た引用の織物である』言っていますが、そもそも完全にオリジナルな作品を作ることは出来ないと思うんです。だからこそ、自分の表現したいことの核はハッキリさせつつ、そこに様々な固有…

ものまね

僕は子どもの頃から、絵は人のものを見て描くことだと決めていた。だから今でも引用する。だから、独創は幻想だと言うゲーテに賛成だ。生まれてこのかた、独創など一度も無い。僕は物真似専門だ。誰の影響も受けないで育った人はいない。でも学問で育った人…

物として作品を完成させること

とコンセプト。 <ルネッサンス美術の場合> 物としての完成…3次元の世界を2次元平面に写実的に再現することを完成させた。 コンセプト…神中心の世界観から人間中心の世界観へ。 美術史が世界の歴史と共鳴するのは「コンセプト」に於いてである。 しかし、…

デュシャン以降の

現代美術の肝は、作品を作り上げることが完成ということではなく、観者の脳裏に「物の見方」が発見された時が完成ということ。作品そのものよりも作品の背後に「ものの見方」が立ち現れる様に作品を設定・設置すること。 by干場良光

強いフィクション

岡田利規 - YouTube (3月11日に災害があって…)だからといって僕は演劇の無力さに絶望したわけではなかった。自分でも不思議なくらい、そんな気持ちは全然起こらなかった。はじめに述べたとおり、それとは真逆のことが僕には起こった。震災前に僕が抱いてい…

いい小説

いい小説とは、考え続ける小説だ。 by保坂和志 ・詩の改行は、接続詞を使わないためだ。 by保坂和志