干場良光のブリコラ日記

アート全般に関する忘備録です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ロボット

都はるみは感情的に歌うとヒットせず、抑えて歌った方がヒットする。 人間はロボットと仲良くやっていける様な気がする。

セカイ系

ついこないだまで、人間関係、コミュニケーション能力が大事と言われていた。 考えてみるに、私は社会、経済、政治などにあまり興味が持てない。世俗に興味が持てないということにも通じる。しかし、社会を通り越して、イキナリ真理とか世界の成り立ちとか興…

写真とブリコラージュ

写真はモチーフはあまりこねくり回さず、トリミングや光学的効果処理をする。モチーフは既視的であるだけに、トリミングと光学処理に作者の意図が出やすい。ブリコラージュと似たところがある。

批評の存在意義

創造する人は、未知なるものに挑む人だ。既存の法則から逸脱もする。したがって、創造する人は、自分の作品のコンセプトを未だ知らない。未知のものを作ってしまうのが、創造者だ。批評家は、創作品が発表された後、そのコンセプトを探るべく言葉を紡ぐとこ…

即興と未知

大友さんは、即興、ノイズ、ガラクタが好きなようだ。いずれも既知の理論とは馴染まないものだ。未知に向かうための素材であったり方法だ。未知に向かう態度は創造する人の姿勢だ。したがって、大友さんは、創造するために、即興、ノイズ、ガラクタを選択し…

ビルがあくび

#「札幌国際芸術祭2017の評価」より Clélia Zernik クレリア・ゼルニク美術評論家「堀尾寛太は空きビルを使い、自動的にシャッターが開閉したり、照明がついたりするインスタレーションを展開した。この芸術祭を最後に取り壊される建物が、長い眠りから目覚…

素人

1、古典的な芸術だけが芸術だと思っている人。 2、同時代のサブカルチャーを消費するだけの人。 3、野生の人。持って生まれた感性、思考力でブリコラージュする人。

未知の価値観

プロは既知の価値観を精確に具現化することしかできないが、素人になることによって、未知の価値観の発見に携わることが可能。

#札幌国際芸術祭2017堀尾寛太氏の作品

廃ビル。狭い階段をよじるように登ると、2階らしき部屋にロープが張ってあり、何かが動いたりそれによって音が出たり。移動するために振り向いたら、カラフルな電気が光る。案内されて階段を下りると、どうやら地下の空間に案内されているようだ。暗闇の中で…

4分33秒と大友良英のコレクティブオーケストラ#札幌国際芸術祭2017

#札幌国際芸術祭2017で実施された、大友良英によるコレクティブオーケストラ。1年かそれ以上、大友と劇作家などによって子供達を募集し練習してきたとのこと。オープニング曲は、小学3年生くらいのピアノも引いたこともなく練習もしたこともないような男子に…

多面性

一つのものも色々な部分から構成されており、多様な性質、機能を含んでいる。

サブカルは教養

現在、批評家は20世紀よりもずいぶん少なくなってきて居ると思うが、佐々木敦、椹木野衣は教養としてサブカルチャー(ロック、フリージャズ、クラブシーン)に若い頃はまっていた時期があったことが、21世紀になってもサブカルののおかげで美意識や感性が古び…

札幌国際芸術祭2017のコンセプト

=「無用の介」たちが跋扈した「札幌国際芸術祭2017= <全てのモノは無用の用として存在することで、多様性と自由を獲得することが可能> 札幌市街地や郊外のあちこちに配された日用品は、壊れることによってその物質性が強調され前面化する。そこから物質が…